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書籍感想・紹介
日本と鉄砲の関係を論じた本著、「鉄砲と日本人」。。作者の綿密な調査によって書かれた、文字通りの労作ですね。。また、作者自身が「日曜研究者」であるそうで、それでもここまでの本が書けるのかと頭が下がる思いがします。。特に戦国時代や江戸時代の具体的なデータや、日本のみならず同時期の世界での鉄砲に関する情報を豊富に引用し、説得力のある論を展開します。。また第9章に「鉄砲を捨てなかった江戸時代人」と、ノエル・ペリンの「鉄砲を捨てた日本人」に対する挑発的な題名をつけるなど、作者の持論に対する自信の程が伺えます。。本著では、鉄砲は種子島伝来以前から日本にあった、鉄砲の登場は戦国時代でもそこまで影響はなかった、江戸時代にも鉄砲は沢山残ってた、などなどを主張しています。。しかし、主題が漠然としているせいか、内容が網羅的で論点が飛び々々だったり、論証不足で突き進んでいたり、後と前で反対の事を言ってたりと、全体としてはマイナスポイントも多い本でした。。特に本著後半の維新後に対する論は、殆ど感想文の様な前半と比べて稚拙な印象さえ受けるモノで、光る部分も多くあるのですが、まぁ、なんとも。。
あぁ、花火は浮世絵同様、世界に誇れるものだったらしいですね。
まあともかく他の本で調べてみたら? 鉄砲捨てたわけじゃないし軍縮してないのもわかるから。
いやいやいや、ほかの本で調べるまでもなく鉄砲が沢山残ってたことはスレ本に綿密なデータ込みで書いてあるから
>>武威に対して朝鮮や琉球が使節を送ってきてるという体裁まぁ、江戸時代当初であれば、日本が東アジア一の軍事力を持っていたのは確かでしょうね。。ただ、武威を固持するというのであれば、貿易を拡大し経済力を強化、さらにそれによる軍事力の強化で相手をビビらす、つまり富国強兵の思想に流れそうなモノですが、これが鎖国に向かった思想的起源はどこにあるんですかね??外様大名の抜け駆けを許さないにしても、それを取り締まるだけの海軍力も放棄しちゃってるのが良く分かりませんよね(実際、薩摩などの密輸は取り締まりきれてなかったワケですし)。。正直、この辺りの事は勉強不足なのですが(^^;。。
>>焔硝土から生産できるから火薬いっぱいあったよ。。ご存知の通り、塩硝土の生成は人工的に行なうと当時の技術では5年ほど掛かりました(ある程度自然な環境では20〜30年)。。つまり、うまく行って五年後の需要に対応した生産しかできません。。これでは定期的なお祭りや、常に需要がある狩猟用の火薬だけならともかく、戦時の需要拡大にとても対応できないでしょう。。実際、国内では1550年頃から土硝法による塩硝土の採取が行なわれていたといわれていますが、硝石はその後も大量に輸入されています。。
例え話になりますが、現在日本は世界最大の塩輸入国だそうです。。もちろん、海に囲まれている以上、海水から無尽蔵に塩が取れる環境にある日本ですが、生産コストの面で輸入される岩塩にまったく対抗できません。。もし日本が塩の輸入をやめれば、塩は幾らでも生産できますが、コスト高で日本の塩化工業製品の競争力はガタ落ちになります。。同じ事が、火薬にも言えるでしょう。。火薬のコストが増加すれば、装備できる火薬量は減り、軍事力は低下します。。鎖国すれば、リガートが示した国際貿易論の逆の事が起こるワケですから、ただでさえ余剰生産力は落ちた中で軍事力維持を続ければ、火薬の生産コストは硝石が輸入出来ていた時期よりも跳ね上がって高価になっていたでしょう。。
まぁ、あくまで素人考えですが、鉄砲に火薬が不可欠である以上、硝石の問題は重要です。。しかし、スレ本ではソレが殆ど触れられていません。。その点、不満がありますね。。
コストどうこういうなら、戦いがないから火薬の需要が激減してたこと考えないと。 ちなみに、幕府をはじめとする各藩の財政が悪化してったのは戦国期にそろえた人数を減らせなかったことが一因といっていい。つまり兵員数での軍縮しないからいまの北朝鮮みたいに財政が悪化したわけ。 まあ、我が国の場合はそのおかげで武士団が総官僚化して軍事力としての価値はどかーんと下がったんだから究極の軍縮といえないこともないけどw
そういえば鉄砲って、農村にも結構あったと『江戸は夢か』(水谷三公)にもありますね。なんでそんなにあったかというと、幕府が鳥獣対処のために貸し出してたw管理がずさんだったので前に借りたのを返さずにまた新しく借りたりして増えるという具合でw
>貿易を拡大し経済力を強化、>さらにそれによる軍事力の強化で相手をビビらす、>つまり富国強兵の思想に流れそうなモノうーん、幕府は商業の重要性を分かってたでしょうけどそれでも基本的には重農主義的だし、富国強兵は中央政権的な政府や強権のある王が支配してないとあまりうまくいかないし。(だから明治は中央集権的な新政府に天皇を担ぎ出したわけで)
小池百合子議員推奨の本著「満員電車がなくなる日-鉄道イノベーションが日本を救う-」です。。満員電車という現象を通じて、現在の鉄道が抱える問題を論じ、その解決策を提案する、っというのが本著の主な内容。。特に、過去から続く電車の低運賃方針が設備投資を停滞させ、満員電車がなくならない大きな要因であると訴えています。。この主張を軸に、他の交通手段に対する電車の優位性、運賃の過小を論証し、また具体的な満員電車をなくす方法を提案しています。。読むと、確かに鉄道という交通の有用性を再確認でき、また、具体的な解決策(二階建て化や信号システムの改良によるダイアの高密化など)も面白いアイディアに感心させられます。。また本来専門的な話が中心になりそうな部分でも、簡単な言葉で説明され、素人にも分かりやすいです。。しかし、幾つかの主張は鉄道の側に立った、少々一方的な主張であったり、解決策も素人が見ても机上の空論で終わりそうなモノが多く、まだまだ練り様のある話だな、という印象でした。。
お前もがんばれよ社会ってやつは現状を維持するだけでも懸命に頑張らなくちゃいけないように出来てるなのにその中でさらに絶えざる前進をたとえ蟻が進むような速度でも続けていかなくてはあっという間に時代に取り残されてしまうものなんだよいつまでも他人事冷笑評論家先生のままではついて行けないよ
見込みがありそうなことで頑張ってますんでご心配なく、熱血先生。
じゃあ心配いらないねなんたってあなたには我々には見えないことも見えるらしいから
さあ?我々?w
また何かインビジブルなものが見えているらしい
我々ですか。四半世紀、小田急線で都心まで通ってるけどどうにもなりゃしないよ、ってのが正直な感想だ。随分色々やってるよ、小田急もね。スレの本は未読だけど、活路があるというのなら胸のどこかに仕舞っておいて、いつか快適になった時に、こんなやりとりもあったんだよな、と思い出してあげる。
どうにもなりゃしない、で諦めてたらとっくに破綻してる。「小田急も随分色々やってる」から現状が維持できてる。・・・そうは思わない?
現状維持じゃなくて満員電車がなくなる日だろ。そんな日は来ないんだろ?結局のところ。
本を読んで、本の内容について議論しませんか
京王は複々線化を断念したので朝の調布〜新宿は昼の倍以上かかるorz
『愛のしのび遭い』の原作の終わりにですね。「あなたは死んでた方が良かったんだ。」という男に「もう死んでいるわ。」と女が言います。さらに『オーレリア・シュタイネル』ではですね。主人公の女の子が行きがかりの水夫に問う。「私の名前を言いなさい!」で、共に原作者はマルグリット・デュラスです。北斗の拳が好きな、そこの貴方!『ラ・マン 愛人』を読みなさいな(ryデュラスの作品に一環として扱われるテーマは”もう、すでに終わってる事”なんす!
そんな事より映画のベッドシーンだ
この本とは直接のかかわりはなにのですが、本の特徴の一つは、読者の読むスピードや反復して読むことを選択できる事でしょうね。TVで言う再放送を自分で任意でできるわけです。最近のDVDのように好きなシーンを反復する事も出来ますし。
ふと思い出した映画の1シーン。何の映画だったろうと最近観たDVDを見直しても判明せず。半年も経ってから読み直した小説の1シーンと判明。自分の頭の仲で映像化されてた。
自分の経験とごっちゃになっちゃう俺よりマシ
>>自分の経験とごっちゃになっちゃういや、知識ってのはそういうもんですから、良いんじゃないですか?
すでに終った事をリアルタイムで情報発信すると、受け手が現在進行している事実と錯覚することがあります。例えば、ラジオドラマで火星人来襲を放送すると、受け手は実際に侵略に合っていると思い込むという事例があった訳です。これが最近では、メディアも一新したブレア・ウィッチ・プロジェクトみたいな例になったり。脚本の上では既に完成して情報発信されることを待っている活字に、時間観念がプラスされることによって、人はそのリアルに騙されてしまうのです。
>本の特徴の一つは、読者の読むスピードや>反復して読むことを選択できる事でしょうねこれもスレ違いだけど、ドラマ化・アニメ化で違和感感じるのもそこなんだよね。話のテンポが、自分が思ってた・読んでたのとずいぶん違うことが。そこはもっとゆっくり情感あふれるシーンだろ、とかそこはさっさと流すシーンだろ、なんて。
兵頭二十八氏が和訳・解説した古典「孫子」です。副題のポスト冷戦云々はあんまり関係ありませんでしたが(ポスト冷戦時代というより中国台頭時代とした方が通りが良い内容でしたね)、和訳が現代風でカタカナ単語も適時登場するので、本文自体は非常に取っ付き易い作りになっています。。一方で、オリジナルの漢文は掲載されておらず、「竹簡孫子にはこう書いてあった」としている部分の原文が岩波や講談社の孫子では確認できなかったりもあって、少々不親切に感じました。。一方、解説もある程度孫子についての知識がある事を前提に書かれているようで、本文の取っ付き易さに反して、入門書としては敷居が高めな解説です。。そのため、帯に短しタスキに長しな印象も。。それでも、まぁ孫子自体の面白さが損なわれない範囲で兵頭色を押し出した感じで、単体の読み物としては面白いものでした。。
孫子は優れた哲学書としての側面も持っており、それが今日まで読みつがれている理由にもなっています。当時の軍事的事情から、歩兵中心の戦闘と城攻めを避ける必要上、闘わずして敵に勝つのが最上の方法だと説き、理論を展開させています。それが、今日のビジネス戦略と奇妙な一致を見せた所から、経営の指南書として愛読する人も多いのです。 私個人としては、むやみに争って損をしたり死人を出しては取り返しがつかないという、注意書きのような部分が好きです。
>>闘わずして敵に勝つのが最上孫子を紹介する際、良く目にする文句ですけど、孫子自体は戦いを避ける方法を記したモノではなく、闘う方法を記したモノですから、こうした文句は孫子を紹介する上で正確ではないでしょう。。図らずも>>むやみに争って損をしたり死人を出しては取り返しがつかない(死者不可以復生。故明主慎之、良将警之。)の文言について、兵頭さんも「感動的だけど、孫子のリアリズムに似付かわしくない」と書いていますね。。精々、戦う前には良く考えろ、理性を持って戦いに挑め、っといった注意書きとして、「闘わなくて良いなら闘わない方が良い」と書いてあるのでしょう。。
その通りですね。孫子には他にも「戦争をするのなら早めに終らせろ。」と言った記述や、「敵の企みを事前に挫折させる」といった方法も紹介されています。これは、戦いに明け暮れた当時の国情が、戦争を当たり前の選択肢とした為に国土が荒れ果ててしまった事への警告が含まれているように思うのです。
PS。現在、墨子を読んでいます。
これから読み切る宣言と、ちゃんと読み切った報告をするスレです。。実験的ですが、最近途中で挫折したり、読み捨てが多い方は読み切る宣言して、ここで読破への意欲を高めてみてください。。(まぁ、最近挫折が多いってのは俺の事ですがorz。。)
「艦艇学入門」を入手。光人社文庫のこのシリーズは大抵読んでいるので、今回もさほど苦労はないと思いますが。しかし、最近の読書感想・紹介板は盛況ですねえ。
ほかの板がけっこうズタボロになっちゃってるし
『地中海』T読了。地図帳必須、長大にして飽きず、思考の材料多くして纏められず、未だ書評など出来る訳もなし。ただUへと向かうのみ!
>>『地中海』T読了。お疲れ様です。。引き続き、U頑張ってください(^^。。ところで、地中海って読む上で、欧州や中東の歴史を知ってないと難しいですか??まったく知らないワケではないのですが、かといって凄く詳しいというワケでもないので伺いたいのですが。。
へえ、結構考えさせられる感じなのかな地中海
>欧州や中東の歴史を知ってないと難しいですか??私のスペックは、高校までは社会科が得意であり、それ以降も趣味として歴史に関する本を読んではいるものの、歴史学における研究を専門に行ったことは一度もない、というものですが、Tにおいては歴史の知識不足により著者の議論が理解不可能である箇所は殆どありませんでした。もちろん細かい記述は沢山ありますが、そのような記述は議論を実証する際の傍証程度の役割であることが大半ですから、知らなくても障害とはならないと思います。一方で、地名等はきちんと調べないといけませんでしたが、分からない箇所は調べつつゆっくり読もうと割り切りました。もっとも、U以降はどうか分からないですが…(特に、議論の対象を歴史上の各事件に絞っているW、Xでの記述は、私の高校レベルどまりの知識だけだと相当骨が折れるかもしれないですね)
>結構考えさせられる感じなのかな地中海賛同、反駁、応用等々、とにかく色んな議論を立てたくなります。全部読んだ後にそれらを整理しきるかどうか、全く自信がありませんが。
「艦艇学入門」を読了。わりかし地味な小艦艇の歴史に関する本ですが、モニター艦とか水雷に興味のある方にはお奨め。砲艦の項などは、わりかし省略がきついので、ほかの資料と合わせ読んだ法が良いでしょう。
「戦略の形成」を読書中自分の歴史知識の無さを実感中…
>>戦略の形成あ〜、買おうかどうか迷ってるんですよねぇ。。上下巻で7000円は覚悟がいるので(^^;。。この手のジャンルで外国の著者が書いたものは、知識範囲や考え方が一般的な日本人とは違いますから、読んでて勉強になりますよね。。